今回は21ジリオンSVTWのフルボールベアリング化の続きです。
ハンドルノブにベアリングを追加します。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
リールの巻き心地を軽くしたい!!
![](https://everything-i-like.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
見えないところもカスタムしてオリジナルのリールにしたい!
こんな悩みを持った方に向けて、今回は比較的簡単にできるハンドルノブのベアリング追加を解説します!
ジリオンはハンドルノブに1個ずつベアリング、1個ずつカラーが入っています。
このカラーをベアリングに変更していきます。
↓この記事でわかる事!↓
ハンドルノブのベアリング追加手順
ハンドルノブのがたつき調整方法
ウォームシャフトへのベアリング追加は前回の記事で解説しておりますのでどうぞ。
21ジリオン SV TWをフルボールベアリング化!その2【ハンドルノブベアリング】
ハンドルノブへのベアリング追加はウォームシャフトと比較すると簡単です。
ハンドルノブ以外にいじるところはありません。
釣りを始めたばかりですなんて初心者でもできるカスタムなのでぜひ皆さんやってみてください!
ノブのベアリング追加のメリットは巻き感度アップと巻きが軽くなることです。
スプールやギアはいじらないので飛距離や巻き心地に大きな影響はありません。
使用するベアリングは前回と違い、安いところのものです。
サイズなどの参考に一応SLP WORKSのリンク貼っておきます。
メーカーは何でもいいです。
重要なのはサイズ!
外径7mm、内径4mm、厚み2.5mm!
メーカーによっては740何たらと表記されていたりするのでしっかり確認しましょう。
【分解手順1】キャップを外す
まず、ノブのキャップを外します。
クリップの先を曲げてこんな道具を用意しておくと便利です。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/B489CD07-D912-4978-A71E-4AC283C23AEC-1024x529.jpeg)
キャップの穴にクリップを差し込んで引き抜きます。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/411A8B08-9C52-4409-827E-FA5C0031397B-1024x873.jpeg)
ちなみにダイワの純正ノブならクリップなしでも外せます。
ここを爪で押さえてやるとキャップのすき間が見えます。
すき間から手で外せます。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/EAE88163-209A-42E0-A90C-032DED8177BA-1024x661.jpeg)
【分解手順2】ノブ固定のネジを外す
キャップを外すと見えるネジを外します。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/75D6FC19-757C-477C-9DC2-970640E7F532-1024x762.jpeg)
これでノブが抜けますので、黒いプラスチックパーツをベアリングに入れ替えます。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/0D593E22-8A2C-4FD6-9883-262D3D30B895-1024x888.jpeg)
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/C5802594-B015-4B7A-9D2B-ED66C6CD4B1B-1024x895.jpeg)
ガタ調整のシムワッシャーが入ってる場合はいったんそのままにしておきましょう。
あとで調整します。
ちなみにベアリングは最初に脱脂して注油しておきましょう。
袋から出した状態でも使えるかもしれませんが、一応。
グリスとオイルどちらがいいかという点はお任せします。笑
オイルの方が巻き感は軽くなる一方、定期的なメンテナンスが必要です。
グリスの巻き感はそこそこですが、メンテナンス回数は少なくできます。
定期的にメンテして巻き感を高く保ちたい方はオイル。
分解を定期的にやるのはめんどくさい方はグリスにしましょう。
ちなみに僕はベアリングにこのMTCWのMT-03オイルを使用しています。
かなり使い心地はいいですよ!
【分解手順 補足】ガタつき調整
交換の手順自体はこれで終わりです。
簡単ですよね?工具もネジを外すマイナスドライバーしか使いません。
後はノブのがたつき調整です。
先ほどついていたシムワッシャーの出番です。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/83203956-1612-4B43-A974-A23E5C6ADF85-1024x780.jpeg)
今回はバネの役割も持ったシムが入っていたので調整に気を遣う必要はありません。
写真では伝わらないかもしれませんが、シムが曲がっています。
これがクリアランス調整とがたつきの両方をカバーしてくれます。
バネなので完璧にがたつきをなくすことは出来ませんがね。
【ノブの回転をチェック】クリアランスの確保
まず確認するのはノブの回転です。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/nobu01.jpg)
ネジをしっかり締めた状態でもノブがくるくる回転するかどうかを確認します。
この時にシムワッシャーによるクリアランスが十分でないとノブがうまく回りません。
ネジでベアリングの回転が押さえつけられています。
この場合はノブの根元にあるシムワッシャーを外すか厚みの薄いものに変更します。
こうすることでベアリングが回転するクリアランスを確保します。
左右のがたつきチェック
次にノブを左右に動かしてみてカタカタするかどうかを観ましょう。
ほんの少し動くくらいなら大丈夫です。
![](https://everything-i-like.com/wp-content/uploads/2021/01/nobu02.jpg)
ガタが大きい方がノブはくるくる―と回転します。
たしかに巻き感は軽くなります。
しかし、力がかかった時にも動いてしまいます。
これは魚がかかった時にうまく力がかけられない状態。
なのでハンドルノブが回る状態でがたつきを最小にすることが重要です。
大きく動く場合はシムワッシャーを足すかより厚いものに変えましょう。
まとめ
これで21ジリオンがフルボールベアリング化されました。
巻き心地はかなり軽くなりました!
巻き感度はクランクでボトムノック等してみないと分からないので、次回の釣行までお預けですね。
ハンドルノブ周りなら簡単にカスタムできます。
皆さんも気になったらぜひやってみてください。
あ~、道具いじるだけじゃなくて魚釣りたい。切実。
ではまた!
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