【感想文・書評】釣りバカ解体新書~人生100年時代のライフワーク~

釣り(バス、海)
  • 好きで続けずにはいられないもの
  • 暇さえあれば探求したいテーマ
  • 続けることで面白みが相乗していく

釣り人は常に魚のことを考えています。

気温が高い冬の日、今日はバスが浮いてきて釣れるかもしれない。

夏が近づいてきたから青物の季節だな。

次の釣行はどこに行こうか、行く場所の風や気温はどうか。

サーフィンも近いモノがあると僕は感じました。

サーフィンを趣味ではなく、ライフスタイルとしているサーファーは常に波の事を考えています。

風の予報を気圧配置図から読み解きます。

サーファーの天気予報はかなりの確率で当たります。

朝一の海に入ってから出社するサラリーマンだっています。

これはまさにライフワークです。

なぜライフワークが必要なのか

ライフワークがこれからの時代に必要な理由。

それは自分の「根っこ」が大事な時代だからです。

自分の土台としての根っこにつながっているものは楽しいです。

仕事も遊びも根っこにつながっていれば、続けられる。

自分の根っこにつながっていない仕事は楽しみも感じにくいし、積極的に学習する意欲もわきません。

根っこがないと流れが速い現代では生きにくい。

ライフワークは根っこそのものです。

根っこがないとどうなるか。

  • 時代の変化に飲み込まれ、流される
  • 人生100年時代、好きじゃないと続かない
  • 表層的なSiriやアレクサで十分になる。深い知識や経験の一次情報を求められる。
  • HOWだけならAIやマシンで十分。WHYが重要。
  • 「したい」がないといいモノは企てられない。

このように根っこがないと時代に流されてしまいます。

ライフワークの見つけ方

重要だと語ってきたライフワークの見つけ方も説明されています。

➀自然と向き合うことで「知る」

自然は語りかけてこないので自分の中の声、感性に敏感にしてくれます。

自然に触れることで得られる感性は次の通り。

  • 予想できない不確実なことを楽しむ
  • 一期一会で目の前にあることを面白がる力
  • 自然そのものの美しさに気づく
  • 自然の力は偉大であり、勝てないこと
  • 自分でどうにかしなければいけない原始的な環境

これらの感性を磨き、自然を感じる力を養いましょう。

そして、自分の中の「面白い」、「楽しい」という声に耳を傾ける感覚を見つけましょう。

②好奇心に耳を澄まして「気づく」

自分の中の声に耳を傾けることが出来たら幼少期に感じた好奇心を思い浮かべましょう。

子供の頃の好奇心は自分の根っこにつながっていることが多いです。

こころに何も制限がかかっていない子供の頃に感じた面白さを思い出しましょう。

好奇心はライフワークの必需品です。

そしてその好奇心はどんなことが面白いと感じていたのかを思い出しましょう。

モノを自分の手で作ること、人を笑わせることなどいろいろな答えが出ると思います。

それを具体的な情景として思い浮かべることで自分の好奇心の方向性や何に対して面白いと感じるのかが見えてきます。

③本物を感じ、「育てる」

見えてきた好奇心の方向性の先にある本物に触れましょう。

料理で例えると本場のフレンチのコースを食べてみたり、登山なら富士山に登ってみたり。

本物に触れた瞬間に漏れる「すごい」という語彙力の欠如、この感覚はライフワークに不可欠です。

本物を追い求める探求心を持ちましょう。

本物に触れる為に思い切った冒険をしましょう。

ライフワーク探しで次に重要なことは「まずは独りでやってみる」です。

好奇心の方向性は人それぞれなのでまずは自分が本当に楽しい、やってみたい気持ちに正直に動く為に独りになりましょう。

独りになるための時間を捻出しましょう。

独りで挑戦した先には同じ志を持った仲間がいます。

切磋琢磨できる仲間の存在はライフワークを続ける上でとても重要です。

ここは順番が大事だと僕は感じました。

最初から複数人でやってもみんなが共通した好奇心を持っているわけではない。

しかし、独りで突き進んだ”先”にいる人は同じ好奇心を持っている。

まとめ

釣りをしない人へ

ライフワークを見つける第一歩「自然に触れる」為に釣りをしてみませんか?

自分の声に耳を傾けて好奇心が見つかればその好奇心に向かっていけばいいと思います。

そのきっかけとして釣りは最適です。

カバンに道具をしのばせておけば旅先でついでにできます。出張先でやっても息抜きになるでしょう。

旅や出張のついでにできる遊びでライフワークのきっかけをつかめるなら非常に効率的ですよね?

釣りをする人へ

釣りをしない友達を釣りに誘いましょう。

釣りの面白さを伝えるのはもちろん、ライフワークを見つけるきっかけを与えましょう。

皆さんが釣りを始める時は右も左も分かりませんでしたよね?

釣り具屋なんて魔界みたいなもんでしたよね?(入ったら何も買わずに出られないという点では今でも魔界だなと感じますけどね)

そんな迷える友達の案内人になりましょうよ。

きっとその経験は将来きっと役に立つことでしょう。

理解してもらえる人が少ないならこの解体新書を渡しましょう。笑

僕は今から独りで釣りに行ってきます。

3/2から芦ノ湖解禁ですね!今日は特別解禁で大会をやってるみたいです。

http://www.ashinoko.or.jp/event/kaikin2021/

ではまた!

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